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Lifetime Overview

コンテナに登録されたオブジェクトは、内部的には必ず以下の3種類の寿命の何れかになります。

多くの場合は、 Register* メソッドの Lifetime 引数でこれを指定するようになっています。

  • Singleton : 複数のコンテナを通じてインスタンスを1つだけ使い回します。
    • 同じ型を同じコンテナに複数登録することができません。
    • 登録したオブジェクトが IDisposable を実装している場合、コンテナの破棄と共にオブジェクトは Dispose されます。
  • Scoped : コンテナ毎に1つずつインスタンスが生成されます。
    • コンテナが1つだけの場合、Singoleton と特に差異はありません。
    • 登録したオブジェクトが IDisposable を実装している場合、コンテナの破棄と共にオブジェクトは Dispose されます。
  • Transient : オブジェクトがコンテナから取り出される度に別々のインスタンスが生成されます。
    • 自動的なDisposeは行われません。

Lifetimeとスコープの親子関係#

コンテナは親子関係をつくることができます。

子コンテナは、取り出そうとしたオブジェクトがみつからない場合、対象がみつかるまで自身の親を辿って探します。

このとき、Lifetimeによって以下のような挙動の違いがあります。

  • Lifetime.Singleton
    • 子に親と同じ型を登録した場合、子は自身のオブジェクトを生成して保持します。あるいは、もっとも近い親のインスタンスを探します。
  • Lifetime.Scoped
    • 自身か、あるいはもっとも近い親の登録を探し、コンテナはそれぞれがオブジェクトを生成して保持します。
  • LifeTime.Transient
    • 自身か、あるいはもっとも近い親の登録を探し、それを利用して毎回インスタンスを作成します。
caution

シーンが破棄される前に LifetimeScope を破棄した場合、コンテナに登録された GameObject が自動的に破棄されるわけではありません。 登録された GameObject を LifetimeScope と一緒に破棄したい場合は、 LifetimeScope のTransformの子要素とするか、IDisposableの実装を検討してください。